目次
- TikTokのアルゴリズムとは?
- TikTokのアルゴリズムの2つの種類
- TikTokアルゴリズムで最も重要な2つの指標
- TikTokのアルゴリズムを攻略する方法5選
- TikTokで再生回数が伸びない3つの理由
- まとめ
TikTokのアルゴリズムとは?
アルゴリズムとは、投稿した動画が拡散される仕組みのことです。
TikTokのアルゴリズムをよく理解してコンテンツを作成することで、再生回数の多い動画を再現性を持って作っていくことができます。
各種SNSのアルゴリズムの違いは下記の通りです。
- Twitter:時間概念が存在し、リアルタイム性が求められる「フロー型」
- Instagram:投稿を何度も見返すコンテンツに向いている「ストック型」
- TikTok:ユーザーからの評価によって自動で拡散される「ループ型」
フロー型、ストック型は基本的にはコンテンツを投稿した日時を基準にコンテンツが並べられ、既存フォロワーからの評価によって他のユーザーへの拡散範囲が決まるシステムが採用されています。
一方で、TikTokの「ループ型」のアルゴリズムは単位時間あたりのユーザー評価によって他のユーザーへレコメンドされるかどうかが決まるため、投稿日に関係なく1つのコメントをきっかけに過去の動画が急激に再生され始めることもしばしばあります。
このようにTikTokのアルゴリズムは他のSNSと大きく異なる部分があるため、TikTokで成果を上げるために、難しい話として敬遠せずにしっかりとインプットしておきましょう。
TikTokのアルゴリズムの2つの種類
現在のTikTokのアルゴリズムには、以下の2つの種類があります。
- 加算式アルゴリズム
- 減算式アルゴリズム
それでは、TikTokのアルゴリズムの2つの種類についてそれぞれ解説していきます。
加算式アルゴリズム
加算式アルゴリズムとは、動画が拡散される際の仕組みのことを指しています。
投稿した動画がたくさんのユーザーに拡散されるためには主に以下の9つの指標を押さえておくことが重要です。
- いいね
- コメント
- 保存
- 平均再生時間
- 視聴完了率
- シェア
- プロフィール閲覧
- フォロー
- ダウンロード
上記の指標の数値が高いほど優先的におすすめに表示されると言われており、中でもいいね、コメント、保存、平均再生時間、視聴完了率の重要度が高いと考えられています。
減算式アルゴリズム
減算式アルゴリズムとは、動画が拡散されにくくなる仕組みのことを指しています。
投稿した動画が上位に表示されにくくなる要因として、主に以下の2つがあります。
- 視聴維持率が低い
- 「興味ありません」の評価を受ける
拡散されている動画は上記の項目をクリアした動画である必要があるため、最後まで見てもらえることと、最後まで見た上で良い評価をしてもらえるようなコンテンツづくりを心がけましょう。
TikTokアルゴリズムで最も重要な2つの指標
TikTokのアルゴリズムにおける重要な指標は以下の2つです。
- 総視聴時間・視聴完了率
- リアクション数・リアクション率
それぞれの指標を高めることでバズりやすい動画の作成が可能となります。
総視聴時間・視聴完了率
総視聴時間とは動画が再生された総時間のことをいいます。
1分の動画が100人に視聴完了されたら総視聴時間は100分になります。
視聴完了率とは、動画が再生された数に対して、動画の最後まで視聴された割合のことを指します。
TikTokのアルゴリズムでは、総視聴時間が大きく、視聴完了率も高い動画はたくさんのユーザーにレコメンドされる仕組みになっています。
リアクション数・リアクション率
リアクションとは、動画に対するいいねやコメント、保存などのユーザーアクションのことです。
いいねやコメントなど、動画を見たユーザーのリアクションが多い動画はTikTokのアルゴリズムによってたくさんのユーザーにレコメンドされる仕組みになっております。
また、コメントがたくさん入っていることで、他のユーザーのコメントを読んでいる間も動画は再生され続けるので、結果的に総視聴時間・視聴完了率も伸ばすことになります。
TikTokのアルゴリズムを攻略する方法5選
最初の2秒に力を入れる
1つ目は、「最初の2秒に力を入れる」です。
投稿した動画のデータを観るとよくわかるのですが、基本的にユーザーは最初の1~2秒でその動画を評価します。
逆に言えばそこさえクリアできれば最後まで動画を視聴してもらえる可能性が高まるため、動画を作る際は、最初の2秒でユーザーの興味をひくことができているかを何度も確認してからアップするようにしましょう!
見返したくなる動画を作る
2つ目は、「見返したくなる動画を作る」です。
TikTokの動画は、ループ式に再生され何度も見返すことが可能です。
ユーザーが1度見て終わるのではなく、何度も見返すような工夫を心がけましょう。
見返したくなる動画であれば、アルゴリズム上重要な総視聴時間・視聴完了率を増やすことにも繋がります。
動画の量よりも質を重視する
3つ目は、「動画の量よりも質を重視する」です。
TikTokは量ではなく質を重要視するアルゴリズムになっています。
例えば、Instagramでは”毎日投稿”が推奨されていますが、TikTokでは必ずしも毎日投稿が良いというわけではありません。
多くの動画を投稿したからといって動画がバズりやすくなるということはありません。
TikTokのアルゴリズムは動画ごとに評価が行われるため、1つ1つの動画の質を高め、再生回数の多い動画を積み上げていくことが非常に重要です。
投稿コンテンツのジャンルを統一する
4つ目は、「投稿コンテンツのジャンルを統一する」です。
バズった動画を経由してユーザーがプロフィールに訪問してくれたときに、そのほかにアップされている動画をいくつかチェックして、好きな動画が多ければフォロワーになってくれます。
逆に、バズった動画と他の動画に統一性がなければ、フォロワーしてもらうことはできません。
バズはいつ起こるかわからないので、バズった時の成果を最大化するためにも投稿するテーマを統一して、常にターゲットを意識したコンテンツづくりを心がけましょう。
流行りの曲やエフェクトを使う
5つ目は、「流行りの曲やエフェクトを使う」です。
TikTokでは流行りの曲やエフェクトを使うことで、おすすめ欄に表示されやすくなり、動画の再生回数を増やすことが可能です。
実際に同じ曲やエフェクトを使った動画が何度もおすすめに流れてくる経験をしたことがある人もいるでしょう。
日頃から、おすすめに流れてくる動画をチェックして、自分の動画に使えそうな曲やエフェクトを保存しておくようにしましょう。
TikTokで再生回数が伸びない3つの理由
どんなに工夫しても再生回数が伸びない場合は、以下3つの理由でTikTok側からの評価が落ちている場合があります。
- TikTokのガイドラインに反している
- アカウントがシャドウバンになっている
- 他媒体へ誘導しすぎている
それぞれ詳細を解説していきます。
TikTokのガイドラインに反している
1つ目は、「TikTokのガイドラインに反している」です。
TikTokのガイドラインに違反しているコンテンツは、おすすめに表示されない仕組みになっています。
TikTokのガイドライン違反は主に以下の3つがあります。
- フォロワーを購入している疑いがある
- 性的、暴力的な表現がある
- コンテンツ内で著作権を侵害している
動画の完成度は高いはずなのになかなか再生数が伸びないという場合は、上記のガイドラインに違反していないか確認するようにしましょう。
アカウントがシャドウバンになっている
2つ目は、「アカウントがシャドウバンになっている」です。
TikTokのアルゴリズムを理解した上で動画を工夫して作っても再生数が伸びない場合、アカウントごとシャドウバンになっている可能性が高いです。
「シャドウバン」とは、TikTok側からアカウントの利用を制限されることです。
シャドウバンになると、どれだけクオリティの高い動画を作ってもおすすめ欄に表示されないため、再生回数が伸びることはありません。
たとえば、いくつ動画を上げても再生回数が3桁にならない場合はシャドウバンになっている可能性が高いです。
シャドウバンになった場合は、原因を排除してから解除されるまでに2週間から1ヶ月ほど時間がかかるので、シャドウバンにならないようにガイドラインをしっかりと守ったコンテンツ投稿を心がけましょう。
他媒体へ誘導しすぎている
3つ目は、「他媒体へ誘導しすぎている」です。
TikTokでは、TikTokのユーザーがTikTokアプリ内で楽しむことができる動画が評価される傾向にあります。
そのため、意外と注意が必要なのがTikTokから外部へと誘導する動画です。
YouTubeで上げた動画の良いところをTikTokで流して「フルバージョンはYouTubeで」といった誘導をしている動画をよくみますが、TikTok側の判断によってはアカウントを停止されてしまう危険性があります。
どうしても他媒体へ誘導が必要な場合は、TikTokにアップする動画自体もユーザーが十分楽しめる内容であることに留意しつつ、基本的にはユーザーが自発的に他媒体のコンテンツも観たくなるようなコンテンツ作りを心がけましょう。
まとめ
本記事では、TikTokアルゴリズムの仕組み、重要な指標、攻略方法などを解説しました。
TikTokで着実に成果を上げていくためには、TikTokのアルゴリズムを熟知することが非常に重要です。この記事の内容がTikTokのアルゴリズムを理解し、再生数を伸ばしていく上で有意義なものになっていたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。