目次
- TikTokビジネスアカウントとは?
- TikTokビジネスアカウントのメリット
- TikTokビジネスアカウントのデメリット
- TikTokビジネスアカウントへの切り替え方法
- TikTokビジネスアカウントにした方がいいケース
- まとめ
TikTokビジネスアカウントとは?
TikTokのアカウントには「個人アカウント」と「ビジネスアカウント」の2種類があり、アカウントを作成した後に簡単に切り替えを行うことができます。
一度ビジネスアカウントに切り替えた場合でも、すぐに個人アカウントに戻すことができます。
アカウントの新規作成のタイミングでは個人アカウントとなりますが、アカウント作成後にビジネスアカウントに切り替えることで個人アカウントより多くの機能を活用することができるようになります。
マーケティングやPR活動を行うために必要な機能が使えるようになる一方で、ビジネスアカウントにすることで制限されてしまう機能もあるのでしっかりと違いを理解した上で切り替えを行いましょう。
TikTokビジネスアカウントのメリット
ビジネスアカウントに切り替えることで利用できる機能やメリットを紹介します。
投稿した動画の分析が可能
ビジネスアカウントでは投稿した動画の分析を行う際、個人アカウントと比較して、より多くの項目の数値を確認することが可能です。
ただ、個人アカウントでも十分なデータ取得が可能なため、広告などのコンバージョンなどを測定する必要がある場合を除き、基本的に個人アカウントで十分です。
商用楽曲の利用が可能
ビジネスアカウントでは、商用楽曲ライブラリーを利用できるようになります。
本来、既存の楽曲を用いてビジネスを行う場合には著作権の問題があるため、許諾や利用料などの手続きが必要ですが、商用楽曲ライブラリーの楽曲であれば手続きなしで利用することができます。
しかし、商用楽曲ライブラリーにはトレンドや流行の楽曲が用意されていないことも多く、流行りの楽曲を利用したい場合は、個人アカウントで運用することを検討する必要があります。。
プロフィールに外部リンクの設置が可能
ビジネスでTikTokを運用する場合、認知や集客を目的にすることも多く、TikTokから自社サイトやLPなどに誘導する必要があるかと思います。
その際、プロフィールに外部リンクを設置したいと思うのですが、個人アカウントではフォロワー数が1000人以上でないと設置することができません。
しかし、ビジネスアカウントに変更することで、フォロワーが1000人に達していなくてもプロフィールに外部URLを設置できるようになります。
法人アカウントなどはフォロワー数を増やすことが簡単ではないので、アカウント作成後すぐに外部サイトのリンクが貼れるというのは大きなメリットだと思います。
アカウントのカテゴリー設定が可能
TikTokビジネスアカウントでは、アカウントのカテゴリーを決めることができます。
カテゴリーの設定を行うことで、そのカテゴリーに興味のあるユーザーに対して、優先的にコンテンツが配信される可能性が高く、制作したコンテンツが高い評価を得られやすいと考えられます。
動画の評価(いいね率や視聴完了率、視聴時間など)が高ければ、カテゴリーに制限を受けることなくより多くのユーザーにコンテンツが配信されるため、個人アカウントと比較して、視聴回数を増やしやすい可能性があります。
TikTokビジネスアカウントのデメリット
ビジネスアカウントに切り替えることで生じるデメリットを紹介します。
「Creativity Program Beta」が利用できない
「Creativity Program Beta」とは、一定の条件をクリアすると、動画の視聴回数に応じた報酬が得られるという仕組みです。
TikTok運用の収益化方法の一つであるこちらの機能は、ビジネスアカウントでは利用できないので注意が必要です。
人気楽曲が使えないこともある
TikTokビジネスアカウントでは商用ライセンスのない楽曲を利用することができません
利用可能な楽曲に関しては商用利用の手続きが不要な点は非常に便利なのですが、全ての楽曲が対象となるわけではありません。
特に人気楽曲や流行りの曲で商用利用できない楽曲もあり、伸びるコンテンツを作成する上で大きなデメリットとなります。
ただ、TikTokでビジネス利用できる楽曲は100万曲以上用意されており、制作したコンテンツにフィットする楽曲は間違いなく見つけることができるのでご安心ください。
何度も切り替えるのは推奨されていない
ビジネスアカウントと個人アカウントは何度でも簡単に切り替えることができます。
しかし、TikTokの公式サポートサイトでは、「TikTokでビジネスをプロモートしつつ有機的なパーソナルコンテンツを投稿したい場合は、別々のアカウントで行うことをお勧めします。」ということが明示されており、ビジネスカウントと個人アカウントを都度切り替えながら運用することは想定されていないことがわかります。
TikTokが推奨していない動きを取ることで、作成したコンテンツの再生数が伸びにくくなってしまったり、アカウント凍結やシャドウバンなどの最悪のケースを招くことも考えられます。
TikTokアカウントをビジネスアカウントへ切り替える際には、どのような目的で運用するのかを明確に定め、それぞれのアカウントの違いをよく理解してから切り替えるようにしましょう。
TikTokビジネスアカウントへの切り替え方法
TikTokビジネスアカウントへ切り替える方法を分かりやすく紹介します。
TikTokアプリを起動したら、下部メニュー右の「プロフィール」をタップします。
プロフィールを開いたら、右上のハンバーガーメニュー(三本線)から「設定とプライバシー」を選びます。
設定とプライバシー画面を開いたら「アカウント」を選択します。
アカウント画面から「ビジネスアカウントに切り替える」をタップします。
カテゴリーを選択画面から、好きなカテゴリーを選択します。
メールアドレスを追加します。
プロフィールを追加します。
これでビジネスアカウントアカウントの作成は完了です。
TikTokビジネスアカウントにした方がいいケース
運用目的によってはビジネスアカウントにすることは非常に有効な手段となりますので、ビジネスアカウントに切り替えることを検討した方がいいケースをご紹介します。
- TikTok経由で自社商品を販売したい
- 会社の公式サイトや採用サイトへ誘導したい
TikTok経由で商品を販売したり、自社サービスサイトへの誘導を目的にしている場合は、プロフィールに外部リンクを設置できるTikTokビジネスアカウントが適しています。
個人アカウントで外部リンクを設置するには、1000人以上のフォロワーを集める必要があるため、アカウント作成後すぐに自社サイトへ誘導したい場合はビジネスアカウントへの切り替えが必須です。
また、投稿動画のデータやインサイトを分析したい場合もビジネスアカウントに変更しても良いかと思いますが、個人アカウントでも多くのデータが取得可能なため、まずは個人アカウントとして運用してみても良いかと思います。
ダンス系やエンタメ系など、流行の楽曲を取り入れることがアカウントを伸ばす上で非常に重要な場合はビジネスアカウントにはせず、個人アカウントで運用することを推奨します。
まとめ
今回は、TikTokアカウントをビジネスアカウントに切り替える方法や、そのメリット・デメリットについて解説しました。
TikTokビジネスアカウントでは、煩雑なライセンス処理をすることなく、楽曲を商用利用できることがメリットです。しかし、全ての楽曲が商用利用できるわけではありません。人気楽曲や流行の曲の中には商用利用できない楽曲もあります。
個人アカウントでは利用できていた楽曲の一部が、ビジネスアカウントでは利用できない点が最大のデメリットとなります。
ビジネスアカウントと個人アカウントを何度も切り替えることは推奨されていないため、ビジネスアカウントに変更する際はよく考えて実行するようにしましょう。