【運用事例】車両取り付けLED商品の販促【竹村商会様】

本記事では、Saitan株式会社が運用サポートさせていただいているTikTokアカウント「トラック野郎御用達竹村商会」の事例紹介をします。

株式会社竹村商会様は、トラック・乗用車・船舶に取り付けるLED製品を製造・販売する兵庫県のメーカー企業です。装着時に「お客様が喜ぶこと」を第一に、ホスピタリティ精神あふれるモノづくりを大切にされています。

ご依頼背景

• 製品自体に魅力はあるが、販促チャネルが限られている
• SNS運用の知見を社内で蓄積できておらず、新たな手段としてTikTokを検討
• 商品の認知拡大および興味喚起を目的としたTikTok運用代行を依頼

アカウント戦略設計｜Saitanの運用ロジック

1. TikTok運用におけるKGI/KPIの考え方

TikTokは「フォローされていなくてもリーチできる」という特性があるため、最重要KPIはフォロワー数ではなく再生回数に設定しています。

以下のようにKGI/KPIを段階的に設計します。

2. TikTokのアルゴリズムにおける重要指標とは？

TikTokのAIは以下のような複数指標をもとに動画の価値を判断します。

いいね数／コメント数／シェア数／保存数／フォロー数/フル視聴率／視聴維持率

その中でも現在もっとも重視されているのは「フル視聴率」と「視聴継続率」です。
動画が最後まで見られていれば、評価が上がり拡散されやすくなります。

3. Saitan流「視聴維持率を上げる」ためのロジック設計

TikTokアルゴリズムに最適化するため、当社では下記の4要素を掛け合わせて運用戦略を立案しています。

特に重視する指標：

• 感情指数（例：共感、笑い、驚き、感動）
  +役立ち指数（例：勉強になった、参考になった、課題が解決した）
  

これらに掛け算する補完要素：

• 独自性（ターゲットにとっての意外性、初見性）
  
• 構成（オープニングから落ちまでのテンポや設計）
  
• 品質（画質・音声・字幕・編集クオリティ）

4. 実際に用いた投稿戦略

商品カテゴリーがニッチなので、無理に商品の訴求を絡めようとしてしまうと再生回数は伸びにくくなってしまいます。
そこで、運用の初期段階はとにかく再生回数を狙った投稿を増やし、徐々に商品訴求を絡めた投稿を増やしていく戦略を取りました。

再生回数を伸ばすためには、上記で説明したようなSaitan独自の企画ロジックにもとづいて投稿を考えていきます。また、Saitanのもう一つの強みでもあるリサーチ力も生かしつつ、時には流行りの企画フォーマットを採用する場合もあります。

具体的には、トラック運転手の日常に迫るシリーズやクイズに答えるシリーズなどを多く投稿していきました。Saitanの企画ロジックに当てはめると、以下のようになります。

動画を「企画」として見てもらうことでアルゴリズムに好まれやすい構成を実現。
その中に自然にLED製品の紹介投稿を盛り込むことで、嫌味なく販促に繋げる設計としました。

投稿事例紹介

車から他の女の匂いがしたら？

企画意図

「車＝密室」というシチュエーションを使って、“浮気”や“香り”といった日常の中の疑心暗鬼をテーマにしたストーリー系コンテンツです。
運転手の人間味や日常の“あるある”を表現することで共感性を高め、TikTokの「感情指数」を狙いました。

キングダムが面白かった。

企画意図

冒頭における魅力的な女性の不満げな雰囲気を演出することにより、ビジュアルをフックにしたバズスパイスを設計。その後、何に疑念を抱いていたかが徐々にわかっていくようなストーリー調の展開にしました。

何のために急いだんですか😂

企画意図

忙しく働くトラック運転手の日常に密着するコンセプトの投稿。冒頭からのスピード感から大きな口を開けてパンを頬張る動きなど「インパクト」のバズスパイスを効かせました。一方で、画角にはおしゃれな内装を自然に映り込ませました。この点は実際にコメント欄でも言及されています。

このように、エンタメとして成立しながらも商材認知を狙う企画設計を意識しており、それぞれの動画において「どこで共感・笑い・驚きが起きるか」を逆算して演出・編集しています。

結果：TikTok経由の累計再生数は240万回以上を記録

運用開始から月8本の定期投稿を行い、8ヶ月目には累計再生数約240万回を突破。
途中で複数のバズ動画が生まれ、全体の平均再生回数を大きく押し上げました。

まとめ：ニッチ商材でも戦略次第で大きな認知拡大が可能

本記事では、車両取り付けのLED商品を扱うメーカー企業様のケースをご紹介しました。
運用初期段階から再生回数をKPIとして企画を立てていくことで、順調に認知が取れ、商品の訴求にも繋げることができました。

このように「ニッチな商材だからTikTokは向いていない」と思われがちな商品でも、
ターゲットの視点を踏まえ、感情と役立ちを訴求する設計をすれば成果を出せます。

TikTokのアルゴリズムに沿って、最適なカテゴリー・フォーマット・バズ要素を設計することで、
商品紹介も“エンタメ化”することができます。

TikTok運用代行をご検討の方へ

Saitanでは、再現性のあるアカウント戦略立案とトレンドを抑えたコンテンツ企画力で「伸びるアカウント」を共に構築します。

ニッチな業種や商材でも、TikTokなら認知獲得・販促に繋がる可能性は大いにあります。
まずはお気軽にご相談ください！ピッタリのアカウントコンセプトをご提案します。